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山澤 弘実
天気, 40(2), p.99 - 107, 1993/02
粒子拡散モデル、乱流クロージャーモデル及び1次元境界層モデルを用いて機械的乱流が卓越する場合及び熱的乱流が卓越する場合について、広がりパラメータ,について議論した。ラグランジュの時間スケールの水平対鉛直の比は5程度であると推定された。近中立の場合の計算結果はパスキルチャートの安定度Dの値と良い一致を示した。,は粗度が大きいほど大きくなるが、風下遠距離では粗度の違いによる差は小さい。,は放出高が高いほど小さくなるが、特にでは放出高依存性は小さい。熱的混合層が発達する場合の,の日変化が得られた。は日中に大きくなるが、風下遠方では混合層高度Hmにより制限され、Hm/√3程度の値を持つ。